運動は免疫力を上げる + 認知症予防効果も。

運動 認知症予防 免疫力

運動を継続しておこなうと、免疫力の維持や向上につながる、というのは何となくご存じだと思います。

 

さらに、うれしい効果がもうひとつ!運動は「認知症予防」も期待できるということです。

 

これについては、満尾クリニック院長の満尾正先生がウェブサイトに記載をされています。

 

 

 

ここで、満尾先生のご紹介を少し。

 

 

 

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満尾クリニックは、キレーション治療を中心とした、

内科的アンチエイジング治療の専門クリニックとして2002年に開業。

 

診療内容は、アンチエイジングドックの結果に基づき、

点滴治療や栄養サプリメントを用いた栄養療法によって

ご来院される皆様のコンディション作りのお手伝いを行なっております。

 

健康は自ら作り上げるものですが、

専門知識を持ったアドバイザーが傍らにいることは

ご自身の健康状態が、今どこにいるのか、

またどこに向かっているのをより明確にすることができます。

 

当院の目的は、ご来院いただいた方々に、

出来るだけ医薬品に頼ることなく、

健康な日々を送っていただく、積極的な予防医療を行うことにあります。

 

 

院長経歴 

1957年横浜生まれ。1982年、北海道大学医学部卒業。

内科研修を経て杏林大学救急医学教室講師として救急救命医療に従事。 

ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員、救急振興財団東京研修所主任教授を経た後、

キレーション治療とアンチエイジングを中心としたクリニックを2002年赤坂に開設、

2005年広尾に移転、現在に至る。

日本キレーション協会代表、米国先端医療学会理事、日本抗加齢医学会評議員

 

著書に「125歳まで元気に生きる」小学館、「実践ハッピーエイジング」PHP、

「40代からの太らない体のつくり方」三笠書房、「16の老けない習慣」主婦の友社、

「食べる投資」アチーブメント社など多数。

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ちなみに私は「食べる投資」を愛読書としています。

食事を大切にしたいと考えている方にはオススメの一冊ですよ。

 

 

 

さて、運動と認知機能の関係性について、満尾先生は以下のように記載されています。

(転載は、満尾クリニック様から許可を得ています。)

 

 

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新型コロナの影響で運動不足になりがちですが、筋肉運動は免疫力を維持するだけでなく、認知機能の維持改善にも役に立つことが最新の研究で明らかにされています。

 

筋肉運動を行うと、筋肉からマイオカインと呼ばれるホルモン様物質が分泌されます。マイオカインには30種類以上あるとされていますが、このうちのアイリシンと呼ばれる成分と認知機能との関係が研究されています。

 

その結果、アイリシンにはアルツハイマー病で失われた神経機能を回復させる可能性があることがわかりました。この研究では、アイリシンを産生できないマウスの場合、運動しても認知機能の改善効果が見られなかったことから、アイリシンには神経機能回復効果があると推測しています。

 

アルツハイマー病や認知機能障害では、海馬と呼ばれる脳の一部に萎縮変化が現れますが、アイリシンには海馬の神経細胞の再生機能があることも指摘されています。今回の研究では、血液中のアイリシン濃度が高まることによって、アルツハイマー病モデルのマウスの神経の炎症を抑制できることも確認されています。

 

さらに興味深いことは、進行してしまったアルツハイマー病モデルのマウスにアイリシンを投与した場合でも、神経機能の回復効果があったということです。これは認知症の原因である、脳神経細胞の慢性炎症に対する画期的な治療方法となることを示唆しています。

 

体を動かすことで認知症を予防できる可能性が明らかになってきました。治療薬の出現を待つまでもなく、早速今日から、運動を薬だと思って行動を起こしたいものです。

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いかがでしょうか。

 

 

運動は、体だけではなく、脳にも良い影響があることが明らかになっていますね。

 

 

ぜひとも日常生活の中に、ほんの少しでも運動を取り入れましょう。