
「オール3」
通知表で聞きなれているこの言葉。
みなさんはどのように感じますでしょうか。
5段階評価でのオール3ですと、全教科可もなく不可もなく、
得意でも苦手でもないという評価ですので、それほどいい評価とは言えません。
しかしながら、今回私がお勧めしたいのは、「食生活」に関してのオール3です。
健康ブームが年々盛り上がりを見せています。
多くの運動法、健康法、食事管理、栄養補助促進など。
書籍、TVCM、雑誌特集、インターネットからの情報配信...
やろうと思えば、今すぐに始められる時代です。
私の周りにもいろいろな健康法に取り組んでいる方がいらっしゃいます。
多くの方はダイエットで、食事管理によるものです。
話を聞いていると、あれは食べたほうが良い、これは食べない方がよい、
なぜなら太るから、という趣旨のお話をされる方が多いですが、
問題点としては、内容がかなり偏っていて、非常に健康面に心配があります。
あとは食事を徹底的に管理するが、食べたい欲求は強くなり、
お菓子などの間食をしてしまっている、という残念な点もあります。
糖質の食事制限を行っている人の多くは、最初の2か月くらいでかなり体重が減少して、
見た目も痩せた印象です。
ただし、数か月たつと達成感もあり、一応のゴールを迎えます。
その後の様子は、ここまでの反動で暴飲暴食に陥る人も多い、
というのが感想です。
逆に炭水化物を摂取することが怖くなり、栄養バランスを崩してしまっている方もいます。
皆さんに注目していただきたいのは、体重だけではなく、
体脂肪率、筋肉量、基礎代謝量など
全体的な数値でご自身の体を判断していただきたいことと、
少なくても1年間のバランスで見ていただきたいことです。
例えば、会社の業績を見る場合には、1年間の収支で見ることが一般的には多いです。
決算書の内容などがこれに当たるのではないでしょうか。
体重の増減だけで一喜一憂していると、ご自身の体に対して、
肝心な健康状態を悪い方向に誘導していることも多いです。
1年間の中で、この時期は好きなものをとにかく気にせず食べる、
違う時期には体重が気になり、極端に食事制限をするということですと、
成績に例えると、4だったり、5だったり、2であったりとなります。
それよりも、1年間同じペースでバランスの良い食生活を心がける。
まさに、オール3を目指すという考え方です。
あとは絶対に行ってほしいのが、運動です。
加圧トレーニングで、効率的に筋肉量を増やしましょう。