
リオオリンピックが開幕し、連日熱戦が繰り広げられています。
国内では、高校野球も同じ時期に開催されています。
テレビの前にくぎ付けの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
共に大会までの準備、という側面から見ていくと、
五輪は4年間の準備、高校野球だと3年生は3年間の準備を経て、
本番に臨んでいます。
もっというなら幼少時から競技を続けてきているので、
10数年分の準備となります。
どの選手も毎日毎日、目標を持ちながら同じことを繰り返し、
レベルアップに励んで現在に至っています。
レベルアップをはかっていくには、同じことを数十回、数百回、
数万回と繰り返し、体に覚えこませます。
このことを徹底していくわけです。
プロ野球、東京ヤクルトスワローズの山田選手は
昨年トリプルスリーを達成し、一躍話題になりました。
山田選手は試合の前、10数種類のバッティング練習を
必ずコーチとマンツーマンで行うそうです。
必ず、これを行うのです。
言ってみれば単調にもなりがちなことを
年間143試合行うわけです。
同じことをひたすら繰り返していくことで、レベルが上がるのかと思われがちですが、
資格試験や大学入試での勉強から見てみるとどうでしょうか。
最初は何をどう手を付けていけばよいのを見いだせず、
いろいろな種類のテキストに手を出します。
やってはやめの繰り返しという、マイナスのサイクルに陥ります。
しかし、やる方向性が決まってくると、
あれもこれもとテキストはいらなくなってきます。
それよりも同じテキストを深く読み込めるようになってきます。
そうすると、いろいろなパターンを想定しながら理解できるようになってきます。
トレーニングという局面だと、どうでしょうか。
やはり、一見単調なように思われることを繰り返していきながら、
体と意識に覚えさせていき、このことを継続していくことが重要になります。
徹底して同じことを反復し、体に覚えこませることでその蓄積が
目には見えなくても、とんでもない力を発揮するようになります。
まずは習慣づけと継続が最も重要です。
このことを徹底していける方は、大きな成果を上げられます。