見えない努力②

昨日は、小池新東京都知事についてを触れました。

 

今回は先日亡くなられた元千代の富士の九重親方についてです。

 

親方は中学時代に上京し、部屋に入門。

入門から4年で十両に昇進しました。

その翌年には新入幕を果たし、1981年1月場所では関脇として優勝決定戦で横綱・北の湖を破って初優勝。

その後、大関に昇進し、横綱に上り詰めました。

このように経歴だけを見ていくと一見とんとん拍子のようにも感じてしまいますが、この間の陰での努力はあまりにもすさまじいものだったと思います。

 

とういのも、新入幕を果たしたものの、肩の脱臼癖がありました。

肩関節が弱いことや、自分よりも重い体重の相手に対し、強引な投げ技を仕掛けていたことが原因でした。

克服するためには筋力強化が必要と感じ、腕立て伏せを取り入れました。

その回数は1日500回、1,000回と言われています。

厳しい稽古の他に、このようなトレーニングを行っていたのです。

 

今ではあまり見られなくなった他の部屋への出稽古を積極的に行い、苦手な相手と毎日何十番。

最初は連日全敗だったそうです。

しかしながら数日このような出稽古を続け、逆に稽古場や本場所でもこの相手に負けることがなくなったそうです。

 

 

なぜ彼をここまでさせたのか?

 

 

私が考えるには以下のようなことがあります。

 

まず腕立て伏せによる筋力トレーニング。

他の力士に比べて体が小さく組み合っても不利であり、また脱臼癖を何とか克服したかったこと。

まさに弱点を強みに変えるための努力

 

次に出稽古。

ある程度の番付になると、あえて出げいこに行き、負ける姿を周りにさらすようなことはしなくなっていくそうです。

しかし親方には、負けず嫌いの気持ちが自らを奮い立たせたのではないでしょうか。

生前親方は、人一倍の負けず嫌いと報道されていました。

何に対して負けたくないのか?おそらく自分の求めるもの、理想とするもの、目指しているものに負けたくない、そんな強い気持ちではなかったのでしょうか。

そんな強い目標を持っていたので、周りからどう見られようと、どういわれようとそんなことは全く気にならなかったのでしょう。

 

人の心は弱いもので、どの世界でも、仕事でも、ある程度の経験をし、力量がついてくると、ついつい努力を怠ってしまいがちです。

経験値で勝負し、感覚で物事に取り組むようになっても出来てしまうことが多いからです。

 

 

私が取り組む加圧トレーニングの仕事。

このトレーニングもまた、一見ベルトを巻いて、運動をすれば、結果が出やすいように思われることもあります。

しかしそのベルトを巻いて、運動をするという一連の行為の中に、どれだけのことが蓄積され、メカニズムが集約されているか、これはまだまだ私にとって、この先、一生かけて習得していくものだと思っています。

 

 

※加圧トレーニングは、加圧トレーニング本部の認定する「加圧トレーニングスペシャルインストラクター」「加圧トレーニングインストラクター」の資格を保有する指導者の下で行うことが義務付けられております。

ライセンスには更新があります。更新済みのインストラクターのみが有資格者です。

ご自身でトレーニングをされたい方は、加圧トレーニング本部の正規認定品のベルトにてトレーニングを行ってください。

類似品などによるトレーニングは当社では対応ができませんので、予めご了承下さい。