中学、高校の部活動や大学のサークル活動などを大きく分けると、
運動系と文化系に分類されるのはよくある話です。
一般的には、体を活動させることに重きを置く運動系と、
頭脳やノウハウを活用させることが主体の文化系といえるでしょうか。
しかし近年、その概念は曖昧かつお互いの位置関係がより近いように感じます。
私の知人は中学・高校時代と吹奏楽部に所属していました。
いわゆる文化系です。
しかし練習内容の内訳といえば合奏は勿論のこと、他には肺活量UPのためのジョギングや、
腹筋運動もかなり含まれていたそうです。
同じく演劇部に所属していた知人。
舞台稽古だけでなく、舞台で動き回るために必要なトレーニングとして、
長距離ランニングや筋力トレーニングも組まれていたそうです。

対して運動系は、競技能力を高めるためにその競技に合わせた実戦練習、
走り込み、上半身、下半身、体幹トレーニングはもちろんですが、
メンタルトレーニング、戦略分析のためのミーティングも行います。
いかがでしょう?
メンタルトレーニングや戦略分析は、体を使うものというよりも
むしろ心理や頭脳を活用したものですので、文化系の要素が多いものです。
体を動かすといっても、やみくもに本能的に動いているだけでは
それなりの成果しか上がらなくなります。
またメンタルや戦略だけ磨いても、肝心な体力がついていかなければ乗り越えられません。
要するに、「体も頭脳も無意識に活動をさせない」ということにあるのではないでしょうか。
ある物事に取り組むためには、本質的な部分はもとより、その周辺に存在する補完的な部分にも
取り組まなければ、望んでいる結果につながりません。
すべての部分に最善の準備をする。
人間の身体にも最善の準備が必要です。
栄養、休息、心身のバランス、ポジティブ思考のサイクルを作る。
そのバランスをうまく作り出すものの中に、やはり加圧トレーニングがあるように思います。
自律神経の働きや成長ホルモンの分泌量を高める、筋力の増加に働きかけるなど。
やればやるほど、いろいろな発見がありますよ。