
先日のプロ野球。
阪神タイガースの藤浪投手が、リードされたゲームの中、161球を投げぬいた件が
ニュースで賛否両論の記事が多く取り上げられていました。
争点は、「エースである投手に、負けゲームで異常な球数を投げさせる
首脳陣に対する批判的な見方」。
肩やひじにかかる負担を心配する記事。
同時に勝ちパターンではないゲームで投球を続けるメンタル面への不安。
首脳陣と選手の間に意思疎通はできているのか、アメリカでは「クレージー」
との記事もあったそうです。
確かに夏の高校野球では、トーナメントで勝ち上がるごとに、
投手が1人で投げぬいている高校もあり、熱闘150球などと感動を呼んでいますが、
現代のスポーツ医学では、その後の選手の体への負担や、
プロ入りした場合での選手寿命への影響も懸念されているものです。
高校生の場合には、選手の自主性というよりも監督の采配によるところが大きいでしょう。
ではプロ野球の場合、どうなのでしょう?
選手一人一人はチームの一員であると同時に、個人事業主でもあります。
つまりは選手として1年でも長く活躍し、自分のキャリアをアップしていきながら、
収入も上げていくというビジネスです。
ということは、チーム事情も考えながらも、自分の考えるべきことは主張していきながら、
身を守らなければならないのです。
したがって、この日の投球については、監督・コーチと選手の間で意見交換をしながら、
物事を進めていくべきこと、となりますね。
では、私たちの仕事に置き換えるとどうでしょう。
指導を行う側は、お客様のその日の体調、疲労状態、メンタル面でのコンディションにも配慮しながら、
トレーニング前に話をしながら、内容を決めていくということになります。
お客様の意見に耳を傾けずに、決めていたトレーニング内容を押し付けるだけでは
ダメということになります。
特に加圧トレーニングは、女性のお客様に大変人気のプログラムです。
体調などのコンディションは、毎日ちがいます。
体調の波がありますね。
きめ細かいコミュニケーションをとりながら行っていくことが、大事になっていきますね。